日常生活に支障をきたす程の膝痛がある方はご相談ください。
膝の関節の軟骨は加齢とともに、少しずつ摩耗してすり減っていきます。
この軟骨の老化現象は変形性関節症といい、進行すると階段の上り下りや正座が辛くなったり、水が溜まるようになってしまいます。
膝の痛みには大きく分けて2通りあり、膝を動かした時に痛む症状と、動かしていないのに痛む症状です。大抵は膝を動かした時に痛むものですが、その症状や程度は一人ひとり異なります。
治療については、膝のどの部分が、どのように痛むのかをお聞きし、精密な検査と診断から治療計画を立てすすめていきます。
膝痛の症状
靭帯損傷/半月板損傷
(じんたいそんしょう/はんけつばんそんしょう)
階段の下りの痛み、起立動作での痛み。
変形性膝関節症
(へんけいせいひざかんせつしょう)
高齢の女性によくみられる症状。O脚で歩き始めが痛い。
変形性腰椎症
(へんけいせいようついしょう)
高齢者の方や姿勢が悪い方、背筋が弱い方によくみられる症状。
動き始めや、立ち上がる時に痛む。
オスグッド・シュラッター病
10~15歳の成長期によくみられる症状。膝の脛骨が出っ張って痛む。
膝蓋軟骨軟化症
(しつがいなんこつなんかしょう)
20歳前後の女性によくみられる症状。
長距離ランナー等の膝の使い過ぎによる原因。
習慣性膝蓋骨脱臼
(しゅうかんせいしつがいこつだっきゅう)
女性やスポーツをよくされる方にみられる症状。
腫れなどがみられ、膝の曲げ伸ばしは不能。
治療方法
膝痛の治療方法としては、大きく分けて「薬物治療」「物理療法」「運動療法」「ヒアルロン酸の関節注射」の4つになります。
患者様の症状・状態などを診て、最善の治療法をもって治療計画を立てていきます。
ヒアルロン酸注射
膝などの関節痛は、いわゆる関節の「油切れ」を示すシグナルです。
人の体は平均的に40歳を過ぎた頃あたりから、関節の「油」が減少していき、50~60歳代では、ほとんどの人が自分で「油」を作ることができなくなってしまいます。
ヒアルロン酸は、関節の動きを滑らかにし、衝撃を吸収する働きがある重要な成分です。体外からヒアルロン酸を注射することで「油」を補うことができ、辛い痛みを和らげることができます。
一般的に50歳~を目安に関節に痛みを感じる方が多くおられます。
まだ痛みがひどくないという方にも、ヒアルロン酸注射によるメンテナンスをおすすめ致します。
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治療方法
ヒアルロン酸関節注射